正答1
解説
正解は1です。
放射線療法の副作用は、照射中から照射後数週間に起こる急性障害と、数か月から数年後に起こる晩期障害に分けられます。
治療後6か月が経過した時点で今後予測されるのは晩期障害です。
【選択肢別解説】
1:○ 末梢神経障害は、照射野に含まれた神経の周囲が線維化することなどで生じる晩期障害です。
照射後数か月から数年を経て出現するため、今後予測される副作用にあたります。
2:× 気道浮腫は、照射中から照射直後に粘膜の炎症で生じる急性障害です。
6か月後から新たに予測される副作用ではありません。
3:× 食欲不振は、照射中に起こる全身症状や食道粘膜炎に伴う急性障害です。
4:× 皮膚炎は照射中から照射後数週間に生じる急性障害です。
照射部位の発赤や色素沈着として現れます。
5:× 悪心は、照射に伴う急性の全身反応(放射線宿酔)として現れる症状です。
【ポイント】
急性障害は細胞分裂の盛んな組織(皮膚、粘膜、骨髄)に起こり、晩期障害は線維化や血管の障害によって起こります。
晩期障害には、放射線肺臓炎後の肺線維症、リンパ浮腫、神経障害、組織の硬化などがあります。