正答4
解説
正解は4です。
切断後の断端は浮腫のため周径が変化し、周径が安定すると「成熟した」と判断して本義足を作製します。
成熟度の判定には、決まった基準点から一定間隔で複数か所の周径を、同じ条件で繰り返し計測します。
【選択肢別解説】
1:× 1か所の計測では断端全体の形の変化をとらえられません。
基準点から一定の間隔(例えば5cmごと)で複数か所を計測します。
2:× 下腿切断の周径は、膝関節裂隙や脛骨内側顆などの骨の目印を基準に、一定間隔で計測します。
最大膨隆部は浮腫の程度で位置が変わるため、基準にはなりません。
3:× 断端周径は、筋の収縮や肢位によって値が変わります。
そのため毎回同じ肢位と条件で計測することが原則です。
下腿切断を背臥位で計測すると決められているわけではなく、公式正答でもこの記述は正しいものとされていません。
4:○ 大腿切断では、骨の目印として位置が変わらない坐骨結節を基準にし、そこから一定間隔で計測点を決めます。
5:× 断端の周径の変化を追うには、月2回では間隔が長すぎます。
周径の変化がなくなり安定したことを確かめるため、より短い間隔で定期的に計測します。
【ポイント】
断端周径は「骨の目印を基準に、一定間隔で、複数か所を、同じ条件で」計測するのが原則です。
大腿切断は坐骨結節、下腿切断は膝関節裂隙(脛骨内側顆)を基準にします。