正答4
解説
正解は4です。
運動療法の分類は、筋が自力で動かすか、外から力を加えるか、筋の長さや速度がどう変わるかで整理します。
それぞれの定義と特徴を正確に理解しておくことが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 自動運動は、患者が自分の筋力だけで、介助も抵抗も加えずに行う運動です。
重力に抗するかどうかは定義に含まれません。
重力の影響を除いた肢位で行う自動運動もあります。
2:× 自動介助運動は、患者の筋力だけでは足りない分を、療法士や器具が介助して行う運動です。
最小重力肢位で行う運動という定義ではありません。
3:× 等尺性運動は関節を動かさずに筋を収縮させる運動で、主に筋力の維持や増強に用います。
筋持久力の増強には、低負荷で反復回数の多い等張性運動の方が効果的です。
4:○ 筋の収縮速度と発揮できる力の関係(力-速度関係)では、収縮速度が遅いほど大きな力を出せます。
等速性運動でも低速の方が高速より大きな筋力(トルク)を発揮できます。
5:× 重錘による負荷は重力の向きに一定ですが、関節の角度によってモーメントアームが変わります。
そのため、筋に加わる負荷は可動域の中で変化します。
【ポイント】
等速性運動は専用の機器で角速度を一定に保ち、全可動域で最大の負荷をかけられる運動です。
低速では筋力増強、高速では筋の瞬発力や持久力の改善を目的に用います。