正答5
解説
正解は5です。
嚥下反射は、咽頭に入った食塊の刺激が延髄の嚥下中枢に伝わり、一連の筋がパターン化された順序で収縮することで起こります。
延髄には嚥下のほか、呼吸、循環、嘔吐、咳などの生命維持に関わる中枢が集まっています。
【選択肢別解説】
1:× 赤核は中脳にある神経核で、運動の調節に関わります。
嚥下中枢ではありません。
2:× 中脳には対光反射の中枢などがありますが、嚥下中枢はありません。
3:× 小脳は運動の協調や平衡の維持に働きます。
嚥下中枢はありません。
4:× 橋には排尿中枢や呼吸の調節中枢がありますが、嚥下中枢はありません。
5:○ 嚥下中枢は延髄にあります。
延髄の障害(球麻痺)では嚥下反射そのものが障害され、重い嚥下障害が生じます。
【ポイント】
延髄外側症候群(Wallenberg症候群)で強い嚥下障害が起こるのは、延髄の嚥下に関わる神経核(疑核など)が障害されるためです。
両側の大脳の障害でも嚥下障害(偽性球麻痺)が生じますが、この場合は嚥下反射は保たれます。