正答
解説
本問は採点除外(厚生労働省により採点除外)です。
妊娠と出産の生理を問う問題ですが、各選択肢を検討すると、明確に正しいといえる肢がなく、表現の解釈によっては正しいとも読める肢があります。
このため正答を1つに定められない問題です。
【選択肢別解説】
1:× 受精卵は卵管を移動しながら分裂(卵割)を始め、胚盤胞の段階で子宮内膜に着床します。
着床してから分裂を始めるのではありません。
2:△ 胎盤そのものは着床後に子宮内膜と絨毛から形成されます。
ただし、胎盤の胎児側の部分になる栄養膜は着床前の胚盤胞の段階で分化しているため、「形成が着床前から始まる」とも解釈でき、判断が分かれます。
3:× 母体と胎児の血液は、胎盤の絨毛の膜を隔てて物質を交換し、通常は混ざり合いません。
4:△ 妊娠中のプロラクチン分泌はむしろ増加します。
一方で、エストロゲンとプロゲステロンが乳汁の分泌を抑えているため、「プロラクチンの作用が抑えられている」という意味であれば正しいとも読め、判断が分かれます。
5:× 分娩が始まるとオキシトシンの分泌は増加し、子宮の収縮を強めます。
減少するのではありません。
【ポイント】
妊娠中はプロラクチンが増えても、胎盤由来のエストロゲンとプロゲステロンが乳汁分泌を抑えます。
分娩で胎盤が出ると、これらのホルモンが急に減り、乳汁の分泌が始まります。