正答5
解説
正解は5です。
骨折は、骨の連続性が完全に断たれる完全骨折と、一部が保たれる不全骨折に分けられます。
不全骨折には、亀裂骨折、若木骨折、竹節骨折(隆起骨折)などがあり、小児に多くみられます。
【選択肢別解説】
1:× 亀裂骨折は骨にひびが入るだけで、骨の連続性が保たれる不全骨折です。
2:× 若木骨折は、柔らかい小児の骨が若木の枝のように一側だけ折れ曲がる不全骨折です。
3:× 竹節骨折は、小児の骨幹端部が長軸方向の圧迫で竹の節のように膨らむ不全骨折です。
4:× 圧迫骨折は、椎体などの海綿骨が押しつぶされて変形する骨折で、骨片が完全に離れるわけではありません。
通常、完全骨折には分類されません。
5:○ 剥離骨折(裂離骨折)は、筋や腱、靱帯の強い牽引力で付着部の骨片が引きはがされる骨折です。
骨片が母床から完全に分離するため、完全骨折になります。
【ポイント】
剥離骨折は、成長期のスポーツ選手で、上前腸骨棘(縫工筋)や下前腸骨棘(大腿直筋)、坐骨結節(ハムストリングス)にみられることがあります。
小児の不全骨折は骨膜が厚く柔らかいことで生じ、治りが早いのが特徴です。