正答2
解説
正解は2です。
参考可動域は肩関節屈曲180°、伸展50°、外転180°、外旋60°、内旋80°です。
この患者は屈曲と外転が大きく制限され、特に外旋は5°とほとんど動きません。
上肢を頭の後ろへ回す動作が最も困難になります。
【選択肢別解説】
1:× 洗顔動作は、手を顔に近づける動作です。
主に肘の屈曲と軽度の肩屈曲で行えるため、この程度の制限なら比較的保たれます。
2:○ 結髪動作は、上肢を挙げて手を頭の後ろへ回す動作です。
肩関節の大きな屈曲・外転と外旋が必要なので、外旋5°・外転60°では最も障害されます。
3:× 靴下の着脱は、主に股関節と膝関節の屈曲、体幹の前屈で行う動作です。
肩関節の大きな可動域は必要ありません。
4:× 爪切り動作は手元の細かい作業で、肩関節の可動域はほとんど必要ありません。
5:× 歯磨き動作は、主に肘の屈曲と前腕・手関節の動きで行います。
肩関節の制限の影響は小さい動作です。
【ポイント】
肩関節周囲炎では、外旋と外転が最も制限されやすく、結髪動作と結帯動作が障害されます。
結髪は屈曲・外転・外旋、結帯(背中に手を回す)は伸展・内転・内旋が必要です。