正答5
解説
正解は5です。
8歳の児で、橈骨遠位端骨折に対するギプス固定除去後の関節可動域制限と筋力低下が問題です。
小児では骨端線(成長軟骨板)が開いており、深部を加温する物理療法は避ける必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 機能的電気刺激(FES)は、中枢神経障害による麻痺筋を刺激して動作を補う方法です。
神経に障害のない固定後の筋力低下には適応になりません。
2:× 極超短波は深部を加温するため、成長期の骨端線への影響が懸念され、小児の骨端部には禁忌とされます。
3:× 超音波も深部加温作用があり、成長期の骨端線上への照射は禁忌です。
4:× 紫外線療法は皮膚疾患や褥瘡などの創傷が主な適応です。
関節可動域や筋力の改善には用いません。
5:○ 渦流浴は温水による表在の温熱作用と水流のマッサージ作用で、疼痛や筋緊張を和らげます。
水中で自動運動を行えるため、小児でも安全に可動域改善を図れます。
【ポイント】
小児の骨端線上、妊婦の腹部、悪性腫瘍部などは深部温熱(極超短波・超音波)の禁忌として頻出です。
固定除去後の手関節には、渦流浴やホットパックなど表在温熱と自動運動の組合せが選ばれます。