正答4
解説
正解は4です。
図では理学療法士が座位の患者の両肩に手を置き、体幹を回旋させる方向の抵抗を左右交互に切り替えています。
患者は体幹を動かさずに抵抗に抗しており、拮抗する回旋筋群の等尺性収縮を交互に引き出しています。
これは固有受容性神経筋促通法(PNF)の安定化の技法です。
【選択肢別解説】
1:× コントラクト・リラックスは、短縮した筋を等張性に収縮させた後に弛緩させ、可動域を広げる技法です。
安定性の向上が目的ではありません。
2:× スローリバーサルは、拮抗筋の等張性収縮を交互に行い、関節を動かしながら協調性を高める技法です。
図では関節運動が起きていません。
3:× ホールド・リラックスは、等尺性収縮後の弛緩を利用して可動域を広げる、または疼痛を軽減する技法です。
4:○ リズミック・スタビリゼーションは、運動を起こさずに拮抗筋の等尺性収縮を交互に促す技法です。
主動作筋と拮抗筋の同時収縮を高め、運動失調の姿勢安定に用います。
5:× リピーテッドコントラクションは、運動の途中で伸張刺激を繰り返し加え、筋収縮を強化する技法です。
同時収縮による安定化とは目的が異なります。
【ポイント】
PNFの技法は「等尺性か等張性か」「目的が安定性か可動域か筋力か」で整理します。
等尺性収縮を交互に行い安定させるのがリズミック・スタビリゼーション、等張性で交互に動かすのがスローリバーサルです。