正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
神経学的な症候の名称と、その内容や原因の組合せを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× Uhthoff徴候は、入浴や運動などで体温が上昇すると神経症状が一時的に悪化する現象です。
体温の低下ではありません。
多発性硬化症でみられます。
2:○ Lasègue徴候は、背臥位で膝を伸ばしたまま下肢を挙上すると、坐骨神経が伸張されて下肢に放散痛が生じる所見です。
第5腰神経根や第1仙骨神経根を圧迫する腰椎椎間板ヘルニアで陽性になります。
3:○ Lhermitte徴候は、頸部を前屈すると背部の中央から下肢へ電撃様の痛みが走る現象です。
頸髄後索の障害で起こり、多発性硬化症などでみられます。
4:× 内側縦束症候群は、内側縦束の障害で側方視の際に患側眼が内転できなくなる症候です。
後頭葉ではなく、脳幹(橋や中脳)の障害で起こります。
5:× Brown-Séquard症候群は脊髄の片側半分の障害で起こります。
障害側の運動麻痺と深部感覚障害、反対側の温痛覚障害が特徴です。
【ポイント】
多発性硬化症では、Uhthoff徴候、Lhermitte徴候、内側縦束症候群がよく問われます。
Brown-Séquard症候群は「同側の運動麻痺と深部感覚障害、反対側の温痛覚障害」とセットで覚えます。