正答2
解説
正解は2です。
Duchenne型筋ジストロフィーでは、呼吸筋の筋力低下が進み、肺活量の低下と咳の力の低下が起こります。
呼吸管理では、肺と胸郭の柔らかさの維持、咳の介助、非侵襲的な換気補助が柱になります。
【選択肢別解説】
1:× 非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)は、マスクを介して換気を補助する方法で、Duchenne型筋ジストロフィーの呼吸不全に対する第一選択です。
適応となります。
2:○ 舌咽呼吸は、舌と咽頭を使って空気を飲み込むように何回も肺へ送り込む方法です。
呼吸筋が弱くても、肺に強制的に吸い込める最大の量(最大強制吸気量)を高めるのに有効です。
3:× 咳最大流量(cough peak flow)は咳の強さを示す指標で、270L/分を下回ると咳介助が必要とされます。
咳介助を行う重要な目安になります。
4:× 呼吸機能の評価と呼吸理学療法は、呼吸不全の症状が出る前から、肺活量が低下し始める早い時期に始めます。
特定の重度の段階まで待つものではありません。
5:× 咳介助は、まず徒手による介助(胸郭圧迫)や最大強制吸気と組み合わせた方法を行います。
それで十分な咳の力が得られない場合に、排痰補助装置を用います。
【ポイント】
咳最大流量270L/分未満で咳介助を導入し、160L/分未満では自力の排痰が困難になります。
呼吸管理は、症状が出る前の早期から計画的に始めます。