正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
関節可動域が足りないとき、患者は近くの関節や体幹を動かして見かけの角度を大きくしようとします。
これが代償運動で、測定では体幹や骨盤を固定して防ぎます。
運動ごとに、どの方向へ代償が起こるかを理解しておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 肩外旋では、体幹を回旋させて前腕を外へ向ける代償が起こりやすくなります。
体幹側屈は肩外転で起こりやすい代償です。
2:× 肩外転では、体幹を反対側へ側屈させて上肢を高く上げる代償が起こりやすくなります。
体幹回旋は肩の回旋運動で起こりやすい代償です。
3:○ 肩屈曲では、体幹を伸展(後屈)させると上肢がより高く上がって見えます。
そのため測定では体幹が反らないように注意します。
4:○ 股屈曲では、骨盤が後傾すると大腿がさらに胸に近づき、屈曲角度が大きく見えます。
そのため骨盤を固定して測定します。
5:× 股伸展では、骨盤の前傾と腰椎の前弯が強まることで伸展角度が大きく見えます。
骨盤の側方傾斜は股関節の外転・内転で起こりやすい代償です。
【ポイント】
股屈曲は骨盤後傾、股伸展は骨盤前傾、股外転・内転は骨盤の側方傾斜が代償になります。
肩では、屈曲は体幹伸展、外転は体幹側屈、回旋は体幹回旋が代表的な代償です。