新型コロナウイルス(COVID-19)による肺炎後の患者に呼吸機能検査を行ったところ、努力性肺活量は 5.00 L で、1秒率は 80 % であった。
年齢、性別、体格をもとに計算した1秒量の予測値が 3.46 L であるとき、% 1 秒量(% FEV1)で正しいのはどれか。
正答5
解説
正解は5です。
1秒率は、1秒量を努力性肺活量で割った割合です。
まず1秒率から1秒量を求め、それを予測値で割って%1秒量を計算します。
【計算】
1秒量=努力性肺活量×1秒率です。
1秒量=5.00L×0.80=4.00Lです。
%1秒量=1秒量÷1秒量の予測値×100です。
%1秒量=4.00L÷3.46L×100≒115.6%です。
四捨五入すると約116%になります。
【選択肢別解説】
1:× 76%は計算結果と一致しません。
1秒量4.00Lは予測値3.46Lを上回るため、%1秒量は100%を超えます。
2:× 86%は計算結果と一致しません。
1秒量4.00Lを予測値3.46Lで割ると100%を超えます。
3:× 96%は計算結果と一致しません。
1秒量が予測値より多いため、100%未満にはなりません。
4:× 106%は計算結果より約10%低い値で、計算と一致しません。
5:○ 4.00L÷3.46L×100で約116%となり、計算結果と一致します。
【ポイント】
1秒率は「1秒量÷努力性肺活量」、%1秒量は「1秒量÷予測1秒量」で、分母が異なる点に注意します。
1秒率70%未満は閉塞性換気障害、%肺活量80%未満は拘束性換気障害の目安です。