正答1
解説
正解は1です。
重症筋無力症は、神経筋接合部のアセチルコリン受容体などに対する自己抗体により、筋が疲れやすくなる疾患です。
運動を繰り返すほど筋力が低下し、休むと回復するのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:○ 運動で筋疲労が強まり症状が悪化するため、過用に注意し、負荷は少しずつ増やします。
疲労の程度を確かめながら行うことが大切です。
2:× 症状は朝に軽く、夕方に向けて悪化する日内変動を示します。
午前中に悪化するのではありません。
3:× 低頻度の反復刺激では、筋活動電位の振幅が次第に小さくなるwaning現象がみられます。
waxing現象(漸増)はLambert-Eaton症候群の高頻度刺激でみられます。
4:× 重症筋無力症の障害は、アセチルコリンを受け取る受容体側にあります。
神経終末からのアセチルコリンの放出が障害されるのはLambert-Eaton症候群です。
5:× クリーゼでは呼吸筋の筋力が低下し、胸郭を十分に広げられなくなります。
そのため拘束性換気障害(換気量の低下)が起こります。
【ポイント】
重症筋無力症は「易疲労性、日内変動、waning現象、抗アセチルコリン受容体抗体」で覚えます。
眼瞼下垂や複視などの眼症状で始まることが多い疾患です。