正答4
解説
正解は4です。
高齢者の大腿骨近位部骨折は、頸部骨折と転子部骨折に分けられます。
骨粗鬆症のある高齢女性が、転倒して起こることが大部分です。
【選択肢別解説】
1:× 大腿骨近位部骨折は女性に多く、男性の約3倍とされます。
閉経後の骨粗鬆症が関係します。
2:× 骨折部がずれる転位はよくみられます。
転位の有無は治療方針を決める重要な所見です。
3:× 大腿骨頸部骨折では、骨頭への血流が途絶えて骨頭壊死が起こることがあります。
生じないのではありません。
4:○ 認知症では転倒しやすくなり、転倒予防の指示も守りにくくなります。
そのため大腿骨近位部骨折の危険因子です。
5:× 発生原因は立った高さからの転倒が最も多く、交通事故は少数です。
【ポイント】
大腿骨頸部骨折は関節内骨折で骨頭壊死や偽関節が起こりやすく、転子部骨折は関節外で骨癒合しやすい骨折です。
危険因子は骨粗鬆症、転倒歴、認知症、視力低下、筋力低下などです。