正答4
解説
正解は4です。
異所性化骨は、本来骨のない軟部組織(関節周囲の筋や結合組織)に骨が形成される病態です。
脊髄損傷では、麻痺域の大関節に生じやすく、特に股関節が最も多い好発部位です。
【選択肢別解説】
1:× 肩関節にも生じることはありますが、脊髄損傷での頻度は股関節より低いです。
2:× 肘関節は頭部外傷後や熱傷後の異所性化骨で比較的多い部位です。
脊髄損傷では股関節が最も多くみられます。
3:× 手関節は異所性化骨の好発部位ではありません。
4:○ 脊髄損傷では麻痺域の股関節周囲、とくに前面に生じやすく、関節可動域の制限や座位保持の障害の原因になります。
5:× 足関節は異所性化骨の好発部位ではありません。
【ポイント】
脊髄損傷の異所性化骨は、股関節に最も多く、次いで膝関節に生じます。
局所の熱感・腫脹・可動域制限で気づかれ、粗暴な他動運動は誘因となるため愛護的な関節可動域練習を行います。