正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
遠心性収縮は、筋が伸ばされながら張力を発揮し、関節運動にブレーキをかける収縮です。
正常歩行では、重力や慣性による関節運動を制御するために多くの筋が遠心性収縮をします。
【選択肢別解説】
1:○ 踵接地から足底接地までは、足関節が底屈していきます。
前脛骨筋は足部が床に叩きつけられないよう、伸ばされながら底屈を制御します。
2:○ 足底接地から立脚中期までは、下腿が前方へ傾いて足関節が背屈していきます。
下腿三頭筋は伸ばされながら下腿の前傾を制御します。
3:× 大殿筋は主に踵接地から荷重応答期に働き、股関節を伸展させて体幹を安定させます。
立脚中期から踵離地にかけてはほとんど活動しません。
4:× 加速期から遊脚中期の膝関節の伸展は、主に下肢の振り子運動で生じます。
内側広筋はほとんど活動せず、遠心性収縮もしていません。
5:× 遊脚中期から減速期に遠心性収縮をして下肢の振り出しを減速させるのは、ハムストリングスです。
腸腰筋は遊脚初期に股関節を屈曲させる求心性収縮が主です。
【ポイント】
歩行で遠心性収縮をする代表例は、踵接地後の前脛骨筋、立脚中期の下腿三頭筋、荷重応答期の大腿四頭筋、遊脚後期のハムストリングスです。