正答2
解説
正解は2です。
位置覚は、目を閉じた状態で関節がどの位置にあるかを感じ取る深部感覚です。
検者が麻痺側を他動的に動かし、その肢位を非麻痺側でまねさせる方法が一般的です。
【選択肢別解説】
1:× 掌を上に向けて両上肢を水平に保つのは、上肢のBarré徴候を調べる指示です。
軽い運動麻痺をみる検査で、位置覚の検査ではありません。
2:○ 検者が麻痺側の左腕を動かし、患者は感覚の正常な右腕で同じ肢位を再現します。
再現のずれから麻痺側の位置覚を評価できます。
3:× 動いた回数を答えさせても、関節の位置を感じ取れるかは分かりません。
位置覚の検査の指示としては不適切です。
4:× 動かす側と再現する側が逆です。
非麻痺側を動かして麻痺側でまねさせると、麻痺側の運動障害の影響を受け、位置覚を正しく評価できません。
5:× 母指が動いた方向を答えさせるのは、関節の動きを感じる運動覚の検査です。
静止した位置を感じる位置覚とは区別します。
【ポイント】
深部感覚の検査は閉眼で行い、運動覚は「動いた方向」、位置覚は「止まった位置」を問います。
模倣させる側は、感覚と運動が保たれた非麻痺側にします。