正答2
解説
正解は2です。
図の男児は、骨盤帯付きの両長下肢装具(股関節から足部までを覆う装具)を装着し、車輪付きの歩行器を使って歩いています。
Sharrard の分類は、二分脊椎の麻痺レベルを機能が残る筋によって6群に分けたものです。
骨盤帯付き長下肢装具と歩行器を用いて歩行できるのは、股関節の屈曲・内転が働くⅡ群(L1〜L2レベル)までが目安です。
【選択肢別解説】
1:× Ⅰ群(第12胸髄以上)は、下肢に働く筋がない群です。
移動は主に車椅子で、立位は骨盤帯付き長下肢装具などで訓練として行う程度です。
2:○ Ⅱ群(L1〜L2)は、股関節の屈曲・内転筋が働く群です。
膝の伸展は弱いため、骨盤帯付き長下肢装具と歩行器やクラッチを使って歩行します。
図の装具と歩行補助具の組み合わせと一致します。
3:× Ⅲ群(L3〜L4)は、大腿四頭筋が働き膝関節を伸展できる群です。
骨盤帯は不要で、長下肢装具または短下肢装具とクラッチで歩行できることが多いです。
4:× Ⅳ群(L5)は、股関節外転筋や足関節背屈筋も働く群です。
短下肢装具で歩行が可能です。
5:× Ⅴ群(S1〜S2)は、股関節伸展筋や足関節底屈筋の一部も働く群です。
装具なし、または足底装具程度で歩行できます。
【ポイント】
Sharrard 分類は、Ⅰ群(Th12以上)、Ⅱ群(L1〜2)、Ⅲ群(L3〜4)、Ⅳ群(L5)、Ⅴ群(S1〜2)、Ⅵ群(S3以下)です。
残存する筋と、それに見合う装具(骨盤帯付き長下肢装具・長下肢装具・短下肢装具)を対応させて覚えましょう。