正答2
解説
正解は2です。
Parkinson 病は、中脳の黒質のドパミン神経細胞が変性し、線条体のドパミンが不足する神経変性疾患です。
安静時振戦・筋強剛(固縮)・無動・姿勢反射障害が四大症状です。
【選択肢別解説】
1:× Parkinson 病は運動系の疾患であり、客観的な感覚障害(感覚の脱失や鈍麻)は通常出現しません。
痛みやしびれを訴えることはありますが、神経学的な感覚障害とは区別されます。
2:○ 安静時振戦は、Parkinson 病の代表的な初発症状です。
じっとしているときに出現し、指で丸薬を丸めるような動き(丸薬丸め運動)が特徴で、動作時には軽減します。
3:× Parkinson 病は錐体路の障害ではないため、深部腱反射は通常正常です。
深部腱反射の亢進は、錐体路障害でみられる所見です。
4:× 進行期には、薬の効果が切れると症状が悪化するウェアリングオフ現象がみられます。
そのため、症状の日内変動はむしろ目立つようになります。
5:× Parkinson 病は、一側の上肢または下肢から発症することが多く、左右非対称が特徴です。
進行すると両側に広がりますが、症状の左右差は残ります。
【ポイント】
Parkinson 病の重症度分類には Hoehn-Yahr の重症度分類を用い、Ⅰ度は一側性、Ⅱ度は両側性で姿勢反射障害なし、Ⅲ度で姿勢反射障害が出現します。
左右差がない場合は、多系統萎縮症などのパーキンソン症候群も考えます。