正解は4です。
IL 運動(自立生活運動)は、重度の障害がある人も、自分の生活のあり方を自分で決めて地域で暮らす権利があると主張した運動です。
「介助を受けていても、自分で選び決めることが自立である」という新しい自立観を示しました。
【選択肢別解説】
1:× IL 運動が起こったのは、1990年代後半ではなく1960年代後半から1970年代です。
2:× IL 運動の発祥はスウェーデンではなく、アメリカのカリフォルニア州バークレーです。
1972年に、障害のある当事者が運営する自立生活センターが設立されました。
スウェーデンなど北欧はノーマライゼーションの理念で知られています。
3:× 社会的排除への戦略として提唱されたのは、1990年代に欧州で広まったソーシャルインクルージョン(社会的包摂)です。
IL 運動とは別の概念です。
4:○ IL 運動は、障害のある人が自分の生活に関することを自分で決める自己決定を重視しました。
介助者の利用や住む場所の選択を本人が決めることを支える取り組みです。
5:× IL 運動は、障害を個人の医学的な問題としてとらえる医学モデルに対抗するものです。
障害は社会の側の障壁によって生じるという社会モデルの考え方と結びついています。
【ポイント】
IL 運動は「アメリカ・バークレー・1960〜70年代・自己決定」、ノーマライゼーションは「北欧・1950〜60年代」と整理しましょう。