正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
急性期脳梗塞で積極的に離床を進めてよい状態かを判断する問題です。
日本集中治療医学会の早期離床に関する合意では、意識・呼吸・循環・神経症状が安定していることが開始の目安です。
【選択肢別解説】
1:× 呼吸数40/分は著しい頻呼吸です。
呼吸状態が不安定であることを示し、積極的な離床は控えます。
2:○ 心拍数80/分は安静時の正常範囲内です。
循環動態が安定していると判断でき、離床を進めてよい条件です。
3:× 神経症状の増悪は脳梗塞の進行を疑わせる所見です。
脳血流が不安定なため、離床は中止して医師に報告します。
4:○ 平均血圧65 mmHg以上は、脳を含む臓器の灌流が保たれている目安です。
離床開始の条件を満たしています。
5:× RASS(リッチモンド興奮・鎮静スケール)-3は、呼びかけに動くが目を合わせない中等度の鎮静状態です。
離床にはおおむね-2から+1程度の覚醒が必要です。
【ポイント】
離床開始の目安として、平均血圧65 mmHg以上やRASS-2から+1などの数値が頻出です。
脳卒中急性期では、神経症状の増悪があれば離床を中止することも必ず押さえましょう。