正答2
解説
正解は2です。
図は、両手の母指と示指で輪を作り、下腿の最も太い部分を囲んでいる様子です。
これは「指輪っかテスト」と呼ばれる介護予防のスクリーニング法です。
輪よりふくらはぎが細く隙間ができる人は、筋肉量が少ない可能性があります。
【選択肢別解説】
1:× フレイルは筋力低下だけでなく、体重減少、疲労感、歩行速度低下、活動量低下などを含む虚弱の概念です。
下腿周囲だけでは判定できません。
2:○ サルコペニアは加齢に伴う筋肉量と筋力の低下です。
指輪っかテストは下腿周囲から筋肉量の減少を簡便に推定でき、サルコペニアの可能性を確認できます。
3:× ダイナペニアは筋肉量が保たれていても筋力が低下した状態です。
評価には握力などの筋力測定が必要で、周囲径では確認できません。
4:× ロコモティブ症候群は運動器の障害で移動機能が低下した状態です。
立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25で評価します。
5:× コンパートメント症候群は筋区画内圧が上昇して循環障害が起こる病態です。
外傷後などに起こる急性疾患で、介護予防のテストとは無関係です。
【ポイント】
指輪っかテストはふくらはぎ周囲長の簡易版で、輪に隙間ができるとサルコペニアの危険が高いとされます。
サルコペニアの診断には筋肉量、筋力(握力)、身体機能(歩行速度など)を組み合わせて用います。