正答4
解説
正解は4です。
細胞死には、遺伝子に制御されたアポトーシスと、傷害による受動的な壊死(ネクローシス)があります。
アポトーシスでは細胞が縮んで断片化し、周囲を傷つけずに処理されます。
【選択肢別解説】
1:× 核の融解は壊死の所見です。
アポトーシスでは核が凝縮して断片化します。
2:× 細胞の膨化は壊死の所見です。
アポトーシスでは逆に細胞が縮小します。
3:× 細胞内容の放出は、細胞膜が破れる壊死の所見です。
アポトーシスでは細胞膜に包まれたアポトーシス小体となり、食細胞に取り込まれます。
4:○ アポトーシスは個々の細胞が一つずつ死ぬため、散在性に起こります。
組織の中で隣の細胞は生きていることが多いです。
5:× 周囲の炎症反応は、細胞内容が漏れ出る壊死で起こります。
アポトーシスでは炎症反応はほとんど生じません。
【ポイント】
アポトーシスは「縮小・断片化・散在性・炎症なし」、壊死は「膨化・破裂・集団的・炎症あり」と対比して覚えます。
発生過程での指の間の細胞の消失は、アポトーシスの代表例です。