正答4
解説
正解は4です。
廃用症候群は、安静や不動によって全身のさまざまな機能が低下する状態です。
循環、呼吸、骨、筋、精神など多くの器官に影響が出ます。
【選択肢別解説】
1:× 不動が続くと循環血液量が減り、心機能が低下します。
安静時心拍数は低下ではなく上昇します。
2:× 間質性肺疾患は肺の間質の炎症や線維化による疾患で、不動が原因ではありません。
不動で起こりやすいのは沈下性肺炎や無気肺です。
3:× 自律神経過反射は、第6胸髄より上位の脊髄損傷で起こる病態です。
不動による廃用症候群の症状ではありません。
4:○ 不動により下肢の筋ポンプ作用が働かず、静脈血がうっ滞します。
そのため深部静脈血栓症が生じやすくなります。
5:× 不動では骨吸収が進み、骨からカルシウムが溶け出します。
そのため低カルシウム血症ではなく高カルシウム血症が生じやすくなります。
【ポイント】
廃用症候群には筋萎縮、関節拘縮、骨萎縮、起立性低血圧、深部静脈血栓症、褥瘡、尿路結石などがあります。
深部静脈血栓症は肺血栓塞栓症の原因になるため、早期離床と下肢の運動で予防します。