正答5
解説
正解は5です。
転移性骨腫瘍は、がんが血流に乗って骨に転移したものです。
骨を溶かす溶骨性と、骨を作る造骨性があり、原発巣によって性質が異なります。
【選択肢別解説】
1:× 頭蓋骨ではなく、脊椎、骨盤、大腿骨、肋骨など体幹に近い骨に好発します。
2:× 前立腺癌では溶骨性ではなく造骨性転移が多いです。
乳癌や肺癌などでは溶骨性転移が多くみられます。
3:× 溶骨性の転移では骨からカルシウムが溶け出すため、低カルシウム血症ではなく高カルシウム血症をきたします。
4:× 痛みの第一選択は温熱療法ではなく、鎮痛薬や放射線治療です。
悪性腫瘍の部位への温熱療法は腫瘍の増大を促すおそれがあり、禁忌とされます。
5:○ 造骨性の骨転移では骨が硬く作られるため、溶骨性転移に比べて病的骨折は少ないです。
【ポイント】
骨転移のある患者では、病的骨折や脊髄圧迫による麻痺に注意して動作を指導します。
溶骨性転移では骨折の危険が高く、骨に強いねじれや荷重をかける動作を避けます。