正答5
解説
正解は5です。
多発性硬化症(MS)は、中枢神経の髄鞘が自己免疫で破壊される脱髄疾患です。
病変が時間的・空間的に多発するのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× MS は男性ではなく女性に多い疾患です。
20〜40歳代の若年成人の女性に多く発症します。
2:× MS は遺伝性の疾患ではありません。
遺伝的な素因と環境因子が関わる自己免疫性の疾患です。
3:× MS では体温が上がると神経の伝導が悪くなり、症状が一時的に悪化します(Uhthoff 現象)。
温熱療法は症状を悪化させるため避けます。
4:× MS は末梢神経ではなく、脳・脊髄・視神経などの中枢神経の脱髄疾患です。
末梢神経の脱髄疾患の代表は Guillain-Barré 症候群です。
5:○ MRI では脳室周囲や脊髄の白質に、脱髄斑が多発して描出されます。
病変の空間的・時間的な多発を確認でき、診断に有用です。
【ポイント】
MS の特徴は、視神経炎、Lhermitte 徴候、Uhthoff 現象、有痛性強直性けいれんなどです。
理学療法では過度な疲労と体温の上昇を避けます。