正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
周術期の肺塞栓症は、主に下肢の深部静脈血栓が遊離して肺動脈を詰まらせることで起こります。
血栓の予防には、安静を減らし下肢の血流を保つことが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 肺動脈が詰まると換気と血流のバランスが崩れ、低酸素血症と呼吸困難を生じます。
記述は正しい内容です。
2:× 大きな血栓が肺動脈の太い部分を詰まらせると、急激な循環不全で突然死に至ることがあります。
記述は正しい内容です。
3:× 術後に初めて歩き出したときや排便時などに、下肢の血栓が遊離して発症しやすくなります。
記述は正しい内容です。
4:○ 安静臥床は下肢の静脈血の流れを停滞させ、深部静脈血栓症の危険を高めます。
予防には早期離床、足関節の自動運動、弾性ストッキング、間欠的空気圧迫法などを行うので、これが誤りです。
5:× 周術期の肺塞栓症の多くは、下肢や骨盤の深部静脈血栓が原因です。
記述は正しい内容です。
【ポイント】
深部静脈血栓症の3大要因は、血流の停滞・血管内皮の障害・血液凝固能の亢進(Virchow の3徴)です。
離床時に急な呼吸困難・胸痛・頻脈・SpO2低下が生じたら肺塞栓症を疑います。