正答4
解説
正解は4です。
装具はそれぞれ目的と適応となる障害がはっきり決まっています。
装具の構造と、どの疾患のどの問題に用いるかを対応させて考えます。
【選択肢別解説】
1:× pogo-stick装具は、Perthes病で股関節を免荷するための装具です。
脳性麻痺に用いる装具ではありません。
2:× 交互歩行装具(RGO)は、左右の股継手を連動させ、交互に下肢を振り出せるようにした装具です。
機能残存レベルT10の二分脊椎では股関節屈筋が働かず、実用的な移動手段は車椅子となります。
RGOは股関節屈筋が残るL1〜L2レベルの二分脊椎などがよい適応です。
3:× コックアップ・スプリントは、手関節を背屈位に保つ装具です。
下垂手を生じる橈骨神経麻痺に用い、正中神経麻痺には対立装具を用います。
4:○ 底屈制動式の短下肢装具は、足関節の底屈を制動しつつ、背屈を妨げない装具です。
分離運動がかなり可能なBrunnstrom法ステージⅤの片麻痺では、立脚初期の足部の急な底屈や遊脚期の下垂足を補うのに適します。
5:× ハロー・ベストは、頭蓋骨にピンで固定したリングとベストをつなぎ、頸椎を強固に固定する装具です。
頸椎損傷や頸椎手術後に用い、腰部脊柱管狭窄症には用いません。
【ポイント】
下垂手は橈骨神経麻痺でコックアップ・スプリント、猿手は正中神経麻痺で対立装具です。
pogo-stick装具はPerthes病、ハロー・ベストは頸椎と覚えます。