正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
正常歩行の床反力は、垂直分力・前後分力・左右分力の3方向に分けて考えます。
各分力が立脚期のどの時期にどの向きに働くかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 垂直分力は、荷重応答期と立脚終期の2か所でピークをもつ2峰性の波形を示します。
どちらのピークも体重をやや上回ります。
2:× 垂直分力の最小値は、体重と等しいのではなく、体重より小さくなります。
立脚中期に重心が最も高い位置を越えて下降に向かうため、床を押す力が体重を下回ります。
3:× 左右分力は、立脚期の大部分で内向きに働きます。
床反力が体の重心を内側へ押し戻すことで、反対側への重心移動が起こります。
4:× 前後分力は、荷重反応期には前向きではなく後ろ向きに働きます。
踵接地直後に前方への動きを制動する力で、立脚後期には前向きの推進力に変わります。
5:○ 前後分力の大きさは、加速や減速の大きさに比例します。
歩行速度が遅くなると制動と推進の加速度が小さくなるため、前後分力のピーク値も小さくなります。
【ポイント】
床反力の垂直分力は「2峰性・ピークは体重以上・谷は体重以下」と覚えます。
前後分力は前半が後ろ向きの制動、後半が前向きの推進です。
歩行速度が上がると、垂直分力のピークと谷の差も、前後分力の大きさも大きくなります。