正答2
解説
正解は2です。
松葉杖は、腋窩ではなく握りで体重を支える杖です。
そのため、握りの位置、肘の角度、脇当てと腋窩の間の隙間を正しく設定する必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 肘関節は伸展位ではなく、約30度の軽度屈曲位で握ります。
肘を軽く曲げておくと、上肢で押して体重を支えやすくなります。
2:○ 握りの高さは、立位で上肢を下ろしたときの大転子の高さに合わせます。
この高さで握ると、肘が約30度屈曲した姿勢になります。
3:× 脇当てと腋窩の間には、隙間をつくらないのではなく、2〜3横指の隙間を空けます。
脇当てで腋窩を圧迫すると、腕神経叢、特に橈骨神経が圧迫されて麻痺(松葉杖麻痺)を起こすことがあります。
4:× 杖の長さは、身長から50cmではなく、身長から約41cmを引いた長さが目安です。
5:× 杖先は、つま先の前方5cmではなく、前方15cm・外側15cmの位置に置きます。
5cmでは支持基底面が狭くなり、安定性が得られません。
【ポイント】
松葉杖の設定は「長さは身長−41cm」「握りは大転子の高さで肘30度屈曲」「腋窩との間は2〜3横指」「杖先は前方・外側に各15cm」と覚えます。
体重は腋窩ではなく手で支えることを指導します。