正答4
解説
正解は4です。
糖尿病性神経障害で最も多いのは、左右対称に四肢の遠位から始まる多発神経障害です。
高血糖が長く続くことで、細い神経線維から障害されます。
【選択肢別解説】
1:× 糖尿病性多発神経障害は、急激ではなく、長い経過の中で徐々に発症し進行します。
2:× 自律神経過反射は、第6胸髄より上位の脊髄損傷で起こる発作的な高血圧などの症状です。
糖尿病性の自律神経障害では、起立性低血圧、発汗異常、胃腸の運動障害などが起こります。
3:× 深部腱反射は亢進ではなく、低下または消失します。
アキレス腱反射の低下・消失は早期から現れる重要な所見です。
4:○ 感覚障害は足先から始まり、靴下をはく範囲に一致して左右対称に広がります。
進行すると手にも及び、手袋・靴下型の感覚障害となります。
5:× 筋力低下は、近位筋ではなく遠位筋に出やすいです。
糖尿病性多発神経障害は遠位優位の障害だからです。
【ポイント】
糖尿病性多発神経障害は「緩徐発症・左右対称・遠位優位・靴下型の感覚障害・アキレス腱反射の低下」が特徴です。
感覚鈍麻による足の外傷や潰瘍に注意が必要です。