正答1
解説
正解は1です。
ショックは、原因によって循環血液量減少性、心原性、心外閉塞・拘束性、血液分布異常性に分けられます。
末梢血管抵抗が上がるか下がるかは、ショックの種類で異なります。
【選択肢別解説】
1:○ 失血性ショックは、循環血液量減少性ショックです。
血液が減って血圧が下がると、交感神経が働いて末梢血管が収縮し、末梢血管抵抗が上昇します。
2:× 神経原性ショックは、交感神経の働きが失われて末梢血管が拡張する血液分布異常性ショックです。
末梢血管抵抗は上昇ではなく低下します。
3:× 敗血症性ショックは、炎症物質によって末梢血管が拡張する血液分布異常性ショックです。
特に初期には末梢血管抵抗が低下し、皮膚が温かい状態(ウォームショック)になります。
4:× 副腎機能低下性ショック(副腎クリーゼ)では、コルチゾールが不足して血管が収縮しにくくなります。
血管が拡張した状態となり、末梢血管抵抗は上昇しません。
5:× アナフィラキシーショックは、ヒスタミンなどで血管が拡張し、血管透過性が高まる血液分布異常性ショックです。
末梢血管抵抗は上昇ではなく低下します。
【ポイント】
循環血液量減少性ショックと心原性ショックでは、末梢血管が収縮し、皮膚は冷たく蒼白になります。
血液分布異常性ショック(敗血症性・アナフィラキシー・神経原性)では、末梢血管が拡張し、末梢血管抵抗が低下します。