正答3
解説
正解は3です。
防衛機制は、受け入れがたい欲求や不安から自分を守るために、無意識に働く心の仕組みです。
性欲という本能的な欲求を、社会的に認められるスポーツへ向けている点に注目します。
【選択肢別解説】
1:× 置き換えは、ある対象に向けた感情を、より安全な別の対象に向けることです。
上司への怒りを家族にぶつけるのが典型例で、社会的に価値のある活動へ向けるものではありません。
2:× 合理化は、もっともらしい理由をつけて、自分の失敗や行動を正当化することです。
欲求を別の活動で満たす機制ではありません。
3:○ 昇華は、性欲や攻撃性など社会的に認められにくい欲求を、スポーツや芸術、学問など社会的に価値のある活動に向けて満たすことです。
本問の状況に当てはまり、最も成熟した防衛機制の一つとされます。
4:× 退行は、困難な状況で、より幼い発達段階の行動に戻ることです。
弟や妹が生まれた子どもが赤ちゃん返りをするのが典型例です。
5:× 反動形成は、本心とは正反対の態度や行動をとることです。
嫌いな相手に過剰に親切にするのが典型例です。
【ポイント】
昇華と置き換えの違いは、向け先が「社会的に価値のある活動」か「別の対象(人や物)」かです。
防衛機制は、それぞれ典型例と組み合わせて覚えます。