正答4
解説
正解は4です。
自閉スペクトラム症は、社会的コミュニケーションの障害と、限定された反復的な行動・興味を特徴とする発達障害です。
同じ手順や習慣へのこだわりが強く、予定の変更が苦手なことが多くみられます。
【選択肢別解説】
1:× 発作が起こるのを心配して遠出できないのは、予期不安と広場恐怖です。
パニック症でみられる訴えで、自閉スペクトラム症を示唆するものではありません。
2:× ガスの元栓を何度も確認しないと気がすまないのは、強迫行為(確認行為)です。
強迫症でみられる訴えです。
3:× 現実感がなく映画の中にいるように感じるのは、現実感消失です。
離人感・現実感消失症などの解離症でみられる訴えです。
4:○ 突然の予定変更に臨機応変に対応できず、感情が乱れるのは、同一性へのこだわりを反映しています。
限定された反復的な行動様式という、自閉スペクトラム症の中核症状に当たります。
5:× 人前で緊張して話せず、スピーチを断るのは、人前で恥をかくことへの強い不安です。
社交不安症でみられる訴えです。
【ポイント】
自閉スペクトラム症の中核症状は「対人関係・コミュニケーションの困難」と「こだわり(反復的な行動、変化への抵抗、感覚の過敏や鈍麻)」です。
支援では、見通しを示して予定の変更を前もって伝える工夫が有効です。