正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
Addison病は、副腎皮質そのものが障害されてホルモンの分泌が低下する原発性副腎皮質機能低下症です。
コルチゾールとアルドステロンがともに不足します。
【選択肢別解説】
1:○ コルチゾールが減ると、下垂体への負のフィードバックが弱まります。
その結果、ACTHの分泌が増えて高値となり、皮膚や粘膜の色素沈着の原因になります。
2:× 血清リンはAddison病で特徴的に上昇する項目ではありません。
血清リンが高値になる代表的な病態は、腎不全や副甲状腺機能低下症です。
3:○ アルドステロンが不足すると、腎臓の集合管でカリウムが排泄されにくくなります。
その結果、血清カリウムは高値になります。
4:× アルドステロンが不足すると、腎臓でナトリウムが再吸収されにくくなります。
血清ナトリウムは高値ではなく低値になります。
5:× 副腎皮質が障害されているため、コルチゾールは産生できません。
血清コルチゾールは高値ではなく低値になります。
【ポイント】
Addison病は、低ナトリウム血症、高カリウム血症、低血糖、ACTH高値、色素沈着が特徴です。
下垂体性の副腎不全ではACTHが低値になり、色素沈着もみられない点と対比しましょう。