正答3
解説
正解は3です。
萎縮とは、いったん正常な大きさに発育した臓器や組織が小さくなることです。
反対に、細胞が大きくなるのを肥大、細胞の数が増えるのを過形成といいます。
【選択肢別解説】
1:× 授乳期の乳腺では、ホルモンの作用で腺房の細胞が増えます。
これは萎縮ではなく生理的な過形成です。
2:× 高齢者の前立腺では、前立腺肥大症として腺と間質が増殖することが多いです。
萎縮ではなく過形成です。
3:○ 胸腺は思春期に最も大きくなり、その後は年齢とともに小さくなります。
リンパ球が減って脂肪組織に置き換わる生理的萎縮(退縮)です。
4:× 片方の腎臓を摘出すると、残った腎臓が働きを補うために大きくなります。
これは萎縮ではなく代償性肥大です。
5:× スポーツ選手の心臓は、負荷に適応して心筋細胞が大きくなります。
これは萎縮ではなく作業性肥大(生理的肥大)です。
【ポイント】
萎縮には、生理的萎縮のほか、廃用性、圧迫性、栄養障害性、神経性などがあります。
肥大の種類(作業性・代償性・ホルモン性)と対比して覚えましょう。