正答1
解説
正解は1です。
Ⅲ型アレルギーは、抗原と抗体が結合した免疫複合体が組織に沈着し、補体を活性化して組織を傷害する反応です。
免疫複合体型とも呼ばれます。
【選択肢別解説】
1:○ 膜性腎症では、糸球体基底膜の上皮下に免疫複合体が沈着します。
補体の活性化で糸球体が傷害されるため、Ⅲ型アレルギーの機序による疾患とされます。
2:× Basedow病では、TSH受容体に対する自己抗体が受容体を刺激して甲状腺ホルモンが過剰になります。
抗体が受容体に結合するⅡ型(Ⅴ型と分類されることもある)です。
3:× アトピー性皮膚炎は、IgEが関与するⅠ型アレルギーを主体とする疾患です。
Ⅲ型ではありません。
4:× 自己免疫性溶血性貧血は、赤血球に対する自己抗体で赤血球が破壊される疾患です。
細胞を標的とするⅡ型アレルギーです。
5:× 特発性血小板減少性紫斑病は、血小板に対する自己抗体で血小板が破壊される疾患です。
細胞を標的とするⅡ型アレルギーです。
【ポイント】
Ⅲ型アレルギーの代表は、全身性エリテマトーデスのループス腎炎、溶連菌感染後糸球体腎炎、血清病、膜性腎症です。
Ⅱ型は細胞表面の抗原、Ⅲ型は免疫複合体の沈着と区別しましょう。