正答4
解説
正解は4です。
間接ビリルビンは、肝臓でグルクロン酸抱合を受ける前の非抱合型ビリルビンです。
水に溶けにくいため、血中ではアルブミンと結合して運ばれます。
【選択肢別解説】
1:× 間接ビリルビンは親水性ではなく、疎水性(脂溶性)です。
親水性なのは、グルクロン酸が結合した直接ビリルビンです。
2:× グルクロン酸とエステル結合しているのは直接ビリルビン(抱合型ビリルビン)です。
間接ビリルビンはグルクロン酸と結合していません。
3:× 間接ビリルビンは直接ビリルビンよりも光で分解されやすい性質があります。
新生児黄疸の光線療法は、この性質を利用して間接ビリルビンを水に溶けやすい形に変えます。
4:○ 間接ビリルビンは分子内で水素結合を作っているため、そのままではジアゾ試薬と反応しにくい性質があります。
カフェインやアルコールなどの反応促進剤を加えると、初めて反応します。
促進剤なしで反応するものを直接ビリルビンと呼ぶのは、この違いによります。
5:× HPLC法で非抱合型ビリルビンはαビリルビンとして検出されます。
βビリルビンはモノグルクロニド(抱合型の一つ)です。
【ポイント】
HPLC分画は「α=非抱合型、β=モノグルクロニド、γ=ジグルクロニド、δ=アルブミンと共有結合した抱合型」です。
検体は遮光して扱うことも、光に弱い性質から重要です。