正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
腫瘍マーカーは、癌の種類ごとに特に有用なものがあります。
肝細胞癌では、AFPとPIVKA-Ⅱの2つを組み合わせて用います。
【選択肢別解説】
1:× PSA(前立腺特異抗原)は前立腺癌の腫瘍マーカーです。
肝細胞癌のマーカーではありません。
2:× CEA(癌胎児性抗原)は大腸癌などの消化器癌や肺腺癌の腫瘍マーカーです。
肝細胞癌に特異的なマーカーではありません。
3:○ AFP(α-フェトプロテイン)は胎児の肝臓で作られる蛋白で、肝細胞癌で高値になります。
AFPの糖鎖の違いをみたAFP-L3分画は、肝細胞癌に対する特異性がさらに高い指標です。
4:× CA19-9は膵癌や胆道癌の腫瘍マーカーです。
肝細胞癌のマーカーではありません。
5:○ PIVKA-Ⅱは、ビタミンKが不足したときにできる異常なプロトロンビンです。
肝細胞癌の細胞が産生するため、肝細胞癌の腫瘍マーカーとして用いられます。
ワルファリン服用中やビタミンK欠乏でも上昇するので、解釈に注意が必要です。
【ポイント】
「肝細胞癌=AFP、AFP-L3、PIVKA-Ⅱ」「膵癌と胆道癌=CA19-9」「前立腺癌=PSA」と癌ごとに覚えます。