正答5
解説
正解は5です。
運動負荷試験は心臓に負担をかける検査です。
そのため、急性で不安定な心血管疾患や重い不整脈がある場合は禁忌となります。
【選択肢別解説】
1:× 急性肺塞栓症は運動負荷試験の禁忌です。
負荷によって右心不全や循環虚脱を招くおそれがあります。
2:× 不安定狭心症は禁忌です。
心筋梗塞へ移行しやすい状態であり、負荷で急性心筋梗塞を誘発する危険があります。
3:× 急性大動脈解離は禁忌です。
負荷で血圧が上がると解離が進展し、破裂するおそれがあります。
4:× 持続性心室頻拍は禁忌です。
血行動態が破綻しやすく、心室細動へ移行する危険があります。
5:○ 第1度房室ブロックはPR間隔が延長するだけで、すべての興奮は心室に伝わります。
血行動態への影響は乏しく、運動負荷試験の禁忌ではありません。
【ポイント】
禁忌は「急性心筋梗塞の急性期、不安定狭心症、重症大動脈弁狭窄、急性大動脈解離、急性肺塞栓症、コントロール不良の不整脈」などです。
第1度房室ブロックは禁忌に含まれません。