正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
肺化膿症は肺組織が細菌感染で壊死し、膿がたまる病気です。
大量の膿性痰が出ることが特徴で、痰の肉眼所見が診断の手がかりになります。
【選択肢別解説】
1:○ 肺化膿症の膿性痰を容器に放置すると、上層の泡沫、中層の漿液、下層の膿に分かれる三層痰になります。
気管支拡張症でもみられる所見です。
2:× 痰の好酸球増多は気管支喘息などのアレルギー性疾患でみられる所見です。
肺化膿症では好中球が主体です。
3:○ ディットリッヒ栓子は、細菌や脂肪酸結晶を含む悪臭のある小さな塊です。
肺化膿症や肺壊疽、気管支拡張症など、膿がたまる病気の痰にみられます。
4:× クルシュマンらせん体は細い気管支で形成された粘液のらせん状の塊で、気管支喘息に特徴的です。
5:× シャルコー・ライデン結晶は好酸球の顆粒成分に由来する結晶で、気管支喘息や寄生虫症でみられます。
【ポイント】
「膿の病気は三層痰とディットリッヒ栓子」、「喘息は好酸球・クルシュマンらせん体・シャルコー・ライデン結晶」と2群に分けて覚えましょう。