正答4
解説
正解は4です。
虫卵の大きさは、糞便検査で虫卵を同定するときの重要な手がかりです。
ヒトに寄生する主な虫卵の中では、横川吸虫卵や肝吸虫卵が最も小さい部類に入ります。
【選択肢別解説】
1:× 回虫卵(受精卵)は長径約60μm前後の楕円形で、表面に凹凸のある厚い蛋白膜をもちます。
横川吸虫卵より大きいです。
2:× 蟯虫卵は長径約50〜60μmで、片側が平らな柿の種形です。
横川吸虫卵より大きいです。
3:× 鞭虫卵は長径約50μmで、両端に栓のある岐阜ちょうちん形です。
横川吸虫卵より大きいです。
4:○ 横川吸虫卵は長径約30μm程度と非常に小さく、選択肢の中で最小です。
小蓋をもち、卵内にミラシジウムを含みます。
5:× ウエステルマン肺吸虫卵は長径約80〜90μmと大型で、小蓋をもつ黄褐色の卵です。
【ポイント】
小さい虫卵は横川吸虫卵と肝吸虫卵、大きい虫卵は肝蛭卵や肥大吸虫卵です。
大きさの両極端を押さえると同定問題に対応しやすくなります。