正答1
解説
正解は1です。
染色体の末端は、DNA複製のたびに少しずつ短くなる性質があります。
この末端構造が細胞の分裂回数の上限、つまり細胞の寿命に関係します。
【選択肢別解説】
1:○ テロメアは染色体末端にあるTTAGGGの反復配列です。
DNA複製のたびに短縮し、一定以下になると細胞は分裂を停止して老化します。
2:× ヒストンはDNAが巻き付く塩基性蛋白質です。
細胞分裂のたびに短くなる構造ではありません。
3:× セントロメアは染色体のくびれた部分で、細胞分裂時に紡錘糸が結合する場所です。
分裂ごとに短くなる構造ではありません。
4:× ヌクレオソームはヒストン八量体にDNAが巻き付いた基本単位で、クロマチンを構成します。
寿命の指標にはなりません。
5:× ヘテロクロマチンは強く凝縮して転写が不活発なクロマチン領域です。
分裂ごとに短縮するものではありません。
【ポイント】
テロメアを伸ばす酵素はテロメラーゼです。
がん細胞や幹細胞ではテロメラーゼ活性が高く、分裂を繰り返せる点も頻出です。