正答3
解説
正解は3です。
眼底では視神経乳頭や網膜の血管を直接観察でき、全身疾患の手がかりになります。
頭蓋内圧が上がると、視神経を包む鞘の中の圧も上がり、視神経乳頭に変化が現れます。
【選択肢別解説】
1:× 白斑(硬性白斑や軟性白斑)は、糖尿病網膜症や高血圧性網膜症でみられる所見です。
頭蓋内圧亢進に特徴的な所見ではありません。
2:× 網膜の血管新生は、網膜の虚血が強い増殖糖尿病網膜症などでみられる所見です。
3:○ 頭蓋内圧が上がると視神経からの血液やリンパの戻りが妨げられ、視神経乳頭がむくんで盛り上がります。
これがうっ血乳頭で、脳腫瘍や脳出血などによる頭蓋内圧亢進の重要な所見です。
4:× 視神経萎縮は緑内障や視神経炎の後などでみられる慢性の変化です。
頭蓋内圧亢進でまずみられる所見ではありません。
5:× 網膜の血管瘤(毛細血管瘤)は、糖尿病網膜症の初期にみられる所見です。
【ポイント】
頭蓋内圧亢進の三徴は、頭痛、嘔吐、うっ血乳頭です。
白斑、血管瘤、血管新生は糖尿病網膜症の所見として区別しましょう。