正答2
解説
正解は2です。
トランスフェリンは肝臓で作られる鉄の運搬蛋白です。
血清鉄はトランスフェリンに結合して運ばれ、結合できる鉄の総量を総鉄結合能〈TIBC〉といいます。
【選択肢別解説】
1:× トランスフェリンが結合する鉄は2価ではなく3価の鉄(Fe³⁺)です。
2:○ 総鉄結合能は、血清中のトランスフェリンがすべて鉄と結合したときの鉄量です。
そのため総鉄結合能はトランスフェリン濃度に比例します。
3:× トランスフェリン1分子が結合できる鉄は4個ではなく2個です。
4:× 健常者の鉄飽和率(血清鉄÷総鉄結合能)は約1/3です。
2/3ではありません。
5:× トランスフェリンは蛋白分画でα2-グロブリン分画ではなく、β-グロブリン分画に含まれます。
【ポイント】
鉄欠乏性貧血ではトランスフェリンが増えて総鉄結合能が上昇します。
慢性炎症による貧血では総鉄結合能が低下する点と対比して覚えましょう。