正答2
解説
正解は2です。
アニオンギャップ〈AG〉は、通常測定されない陰イオンの量を推定する指標です。
計算式はAG=Na⁺−(Cl⁻+HCO₃⁻)で、基準はおよそ12±2mEq/Lです。
【選択肢別解説】
1:× 硫酸イオンは通常は測定されない陰イオンの一部で、計算式には入りません。
腎不全で蓄積するとAGを増加させます。
2:○ 重炭酸イオン(HCO₃⁻)は、クロールイオンとともにAGの計算式に用いる陰イオンです。
血液ガス分析で求めた値を使います。
3:× アルブミンは測定されない陰イオンの主成分ですが、計算式には直接用いません。
低アルブミン血症ではAGが見かけ上低下します。
4:× カルボン酸(乳酸やケト酸など)は測定されない陰イオンで、増加するとAGが開大しますが、計算式には入りません。
5:× スルホン酸は計算式に用いる陰イオンではありません。
【ポイント】
AGが開大する代謝性アシドーシスは、乳酸アシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシス、腎不全などです。
下痢などで重炭酸が失われる場合は、AGは正常でクロールが上昇します。