正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
電子顕微鏡は、光学顕微鏡では見えない細胞内小器官や沈着物の微細構造を観察できます。
光学顕微鏡で十分に判断できる項目と区別することがポイントです。
【選択肢別解説】
1:× 癌の深達度は、腫瘍が壁のどの層まで達しているかを見るもので、光学顕微鏡で判定します。
2:○ 糸球体腎炎の分類では、免疫複合体などの高電子密度沈着物の位置(上皮下、内皮下、メサンギウム)や基底膜の変化を電子顕微鏡で観察します。
3:× 癌の脈管侵襲は、リンパ管や血管の中に腫瘍細胞があるかを見るもので、光学顕微鏡と免疫染色や弾性線維染色で判定します。
4:○ 神経内分泌顆粒は直径100〜300nm程度の芯の濃い顆粒で、電子顕微鏡で確認できます。
神経内分泌腫瘍の診断に役立ちます。
5:× 細菌性肺炎の原因菌の同定は、培養検査や生化学的性状、質量分析などで行います。
電子顕微鏡では菌種を同定できません。
【ポイント】
電子顕微鏡が特に役立つのは、腎生検、神経内分泌顆粒、横紋筋や筋疾患の微細構造、ウイルス粒子の観察です。