正答3
解説
正解は3です。
Salmonella entericaには多くの血清型があり、生化学的性状に違いがあります。
チフス菌やパラチフスA菌は、一般的なサルモネラと異なる性状を示すことが多い点がポイントです。
【選択肢別解説】
1:× S. Typhimuriumは乳糖を分解しません。
サルモネラ属の多くは乳糖非分解です。
2:× S. TyphiはTSI培地でブドウ糖を分解しますがガスは産生しません。
硫化水素の産生も少量です。
3:○ S. Enteritidisはリジン脱炭酸反応陽性です。
一般的なサルモネラはリジン脱炭酸反応陽性で、パラチフスA菌が陰性となる例外です。
4:× S. enterica subsp. arizonaeは乳糖を分解することがあり、ONPGテストは陽性です。
5:× S. Paratyphi Aはシモンズのクエン酸塩培地に発育しません。
クエン酸を利用できないためです。
【ポイント】
チフス菌は「ガス非産生、硫化水素少量」、パラチフスA菌は「硫化水素陰性、リジン脱炭酸陰性、クエン酸陰性」が特徴です。
一般的なサルモネラとの違いとして覚えましょう。