正答5
解説
正解は5です。
血尿の出血部位は、糸球体由来と、尿管や膀胱など下部尿路由来に大きく分けられます。
両者は尿沈渣中の赤血球の形で推定できます。
【選択肢別解説】
1:× 潜血反応はヘモグロビンのペルオキシダーゼ様作用を検出する試験です。
血尿の有無はわかりますが、出血部位は推定できません。
2:× ジアゾ反応はビリルビンの検出などに用いる反応です。
出血部位の推定には使いません。
3:× 塩化第二鉄反応はフェニルケトン尿症のフェニルピルビン酸などを検出する反応です。
出血部位とは関係しません。
4:× ミオグロビン測定は横紋筋融解症などの筋障害の評価に用います。
血尿の出血部位は推定できません。
5:○ 変形赤血球の観察で出血部位を推定できます。
糸球体を通過した赤血球は浸透圧などの変化を受け、ドーナツ状やコブ状など多彩な形に変形します。
変形赤血球が多ければ糸球体性血尿、均一な形なら非糸球体性血尿と推定します。
【ポイント】
糸球体型赤血球(変形赤血球)は糸球体腎炎などの糸球体性血尿の指標です。
赤血球円柱がみられれば、さらに糸球体由来を強く示唆します。